【40代からの英語③】初心者、TOEIC®︎を受験する

チューリップ


趣味の英語から、本気の英語に徐々にギアが入り始めたころです。

それ以前の様子はこちらから。

TOEIC®︎(TOEIC®︎ Listening & Reading Test)を受験する


漫然と、英語ができるようになりたいと思っていた頃は、TOEIC®︎を受験するなんて冗談じゃないと思っていました。
TOEIC®︎はビジネスに英語が必要な人が受験するもので、パートのおばちゃんが受験するなんて恐れ多い。
しかし、U先生のクラスでは、TOEIC®︎のスコアで自分の力を測るということは当たり前のことでした。
クラスメイトは職場で英語を使う人、主婦、学校の先生、英文科を卒業した人など職業も環境もバラバラでしたが、自分の力を測り伸ばしていくことを当然と考えており、カルチャーショックを受けました。
スポーツでもそうですが、自分の力を客観的に見るには検定試験は大いに役立ちます。

U先生のクラスに入って1年した頃、「ねこかあさんはいつTOEIC®︎を受けるの?」と聞かれるようになりました。

TOEIC®︎!あのTOEIC®︎!
ビジネスマンが避けては通れないという、あのプレッシャーかかりまくりのTOEIC®︎!

その昔、IBM社員はTOEIC®︎のスコアが650以下だとクビになる説があり、それを覚えていた私はTOEIC®︎を受験というだけでビクビクし、のらりくらりと交わしていましたが、私より後にクラスに参加してきた同年代の人が受けると宣言したのを聞いて、ようやく決心を固めました。

初めてのTOEIC®︎

TOEIC®︎を初めて受験するにあたり、経験者から事情を聴取しました。
受験経験者は、ともかく公式問題集を買って、時間を測って解きなさいと口を揃えて言いました。
そこで、公式問題集を購入し自宅で本番と同じように午後1時からタイマーを使って時間を計りながら模擬テストを自身で行いました。

公式問題集にはテスト2回分が、用意されています。
90分のテストを2週に分けて解きました。

解いた感触は、ものすごいテキスト量だけれども受験英語よりはまし。

好感触であったのは、U先生のクラスに入って、1年間、新聞記事とテキスト併用で単語の数がかなり増えていたことが一番の理由です。

公式問題集を使ったことがある人はご存知かと思いますが、答え合わせをしてもスコアが判るのではなく、だいたいこの辺りのスコアが予想されます、程度しかわかりません。
それでも、2回の模擬テストを試した時点でほぼ恐怖心は消えていました。

初めてのTOEIC®︎の結果

人生で初のTOEIC®︎の結果は、765。
TOEIC®︎の結果はリスニングセクションとリーディングセクションが分かれてスコアが出ます。普通は、リスニングセクションがリーディンスセクションより高めに出るのですが、私の場合、ほぼ差がありませんでした。

U先生に報告すると「ほんとに?」とびっくりされました(笑)
受験した本人もびっくりでしたから、クラスメイトたちの反応も「へええ!」といった感じでした。当時、どれほどの落ちこぼれであったか推察できるでしょう(笑)

TOEIC®︎公式サイトでの指標では、730〜855は、レベルBと分類されます。
どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている。 通常会話は完全に理解でき、応答もはやい。話題が特定分野にわたっても、対応できる力を持っている。業務上も大きな支障はない。 正確さと流暢さに個人差があり、文法・構文上の誤りが見受けられる場合もあるが、意思疎通を妨げるほどではない。
TOEIC®︎公式サイト(PROFICIENCY SCALE TOEIC®︎スコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表より)

受験してみて思ったことは、中学3年間で身につけた文法力があり、単語さえ入っていればTOEIC®︎はそれほど怖くない、ということでした。
また、リスニングについては、後半になればなるほど回答選択肢のテキスト量が多く、読む力が試されると感じました。

リーディングの力が上がればリスニングの力が上がる。
読んでわからないものは聞いてもわからない。

ただ、サイトトランスレーションという手法を知った上でトレーニングを続けているかどうかで、リーディングとリスニングの伸び方が大きく変わります。
U先生が、最初のレッスンから口を酸っぱくして言われていたサイトトランスレーションのおかげで、人生初のTOEIC®︎Listening & Reading Testの結果を、ちょっと人に自慢したくなるようなスコアで得ることができました。

サイトトランスレーション
プロ通訳者が使う手法で、頭ごなしに訳し理解していく方法。学校教育では日本語らしく訳すために文の後ろから訳すが、リスニング対応が遅れるため、頭からチャンクごとに理解していくトレーニング方法。

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